週一で通うお教室《めぐみ工房》と
自宅の小さな作陶部屋《家鴨窯》の
陶芸作品アルバムです。
自宅の小さな作陶部屋《家鴨窯》の
陶芸作品アルバムです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
3年前の2005年5月、友人のお父様に注文いただいて作成した104-105号岩魚骨酒器。実はこれもトラブル満載な作品でした。注ぎ口からはボタボタ垂れ、薄作りしすぎて熱いお酒を入れるととても熱くてもてるものではなくなり、底も薄く高台が低かったので、器の底が汗をかく・・と何重苦なの?というほどの使いづらい作品で。デザインは陶芸家先生の模倣作品なのですが、使いやすさやそのバランスはちっとも盗めてなかったという結末で・・先方に「こういうのが欲しかったんだよ~」(岩魚をいれたところ)と言っていただき、お代まで頂戴し、その時はすごく嬉しかったのですが、・・・実はずっと心にひっかかっていて・・。
|
ということで、”よし、今が、作り直し、贈らせていただくその時だ!!と盛り上がった今回、気合い入れて形にしてみました。
克服しようとした点は、注ぎ口のキレをよくする、持ち手をつけ注ぎやすいようにする、ほどほどの厚みをもたせ熱燗に耐えさせる、全体的に落ち着いたバランスにする、でした。そして完成したのが、コレ! 260×110×H120(胴体のみ120×110×H65) 3年前に希望されたデザインとはほど遠いのですが、自分にできそうなデザインで機能的な酒器、という観点から作り上げてみました。 |
いやぁ、うまくいっちゃいました!かなり見た目かっこよく完成しました。贈る先のご苗字が「カバ」さんなので、カバレリーフをワンポイント。
|
お父様のお名前に「米」が入るので「※」マークもトッピング。
外側は焼き締めに似た風合いがでて、酒器らしい感じになりました。 |
とここまではよかったんですけどね~完成して注いでみて・・またしてもミスが発覚!注ぎ時のキレはよいのですが、大きく傾けると注ぎ口の両端からも水が流れていってしまうんです。がはは。口の先の高さと両端の高さのバランスをミスしてました。どうも何かしら問題が・・でもお猪口にチョコチョコ注ぐ勢い程度なら大丈夫です!漏れません。大量に勢いよくだそうとすると漏れるんです・・また、取っ手を取り付けた部分にヒビが入ってますが内側からの釉がしっかりかかっているのでそれは大丈夫かな。
|
赤土4号でひもづくり成形し、注ぎ口と取っ手をつけ、カバをレリーフして素焼き。内側には卯の斑釉をたっぷり、外側にはカバに呉須を塗り、全体に松灰を吹きつけ、更に取っ手や口縁に卯の斑釉を筆で重ね置きして、還元焼成しました。
中に浸した岩魚が飛び出さないように、こういった注ぎ口にしてみました。 |
卯の斑釉は厚掛けした部分は、透明感のある深い青色がでることがあるので、内側にはたっぷりかけてみました。(残念ながら青色はでませんでした。でも変化のある質感がでました。)
|
高台は今回も低めです。が、厚めに作り、釉も内側外側ともに底にはたっぷりかけているので、今回は汗をかかない予定です。
近々、お宅へお届けします。結果はまた改めて・・ |
おまけ。。こちら、素焼き前の写真です。
その後はこちら^^ |
PR
この記事にコメントする
■福猫 預かり日誌 (千春もここから^^)
福島の原発事故で取り残された動物たちを救出、給餌、養育をしている個人ボランティアの皆さんを、後方支援。 どこのシェルターも仔猫、成猫が定員いっぱいです。東京にて預かり、里親探しをしています。
■置いてもらっています「委託販売情報」
▼うさぎ雑貨 高山 うさぎ舎さん 岐阜県高山市上三之町37番地
▼はるりKINUMOさん 埼玉県川越市元町2-1-25
▼奥日暮里の生地と雑貨の店 齊藤商店さん 東京都荒川区東日暮里4-33-3
▼岐阜 カラスノスさん 岐阜県岐阜市弥生町10 やながせ倉庫3号館 305号室
▼自由が丘 リュシェットさん 東京都世田谷区奥沢5-27-19 1008
■リンク
■新しい作品・記事
(08/16)
(08/14)
(08/12)
(08/12)
(08/11)
■最新コメント (返:ノート&ペン印)
[08/11 beesan]
[07/05 トノモミサヲ]
[05/29 齊藤商店]
[05/07 中村京子]
[04/30 齊藤商店]
■アルバム内検索
釉薬の名前などで検索できます。
■アーカイブ
参考書籍
■アクセスカウンター